あったか生活 2024年12月6日

冷え性×寝る時の寒さ対策のアイデア~北海道在住の方に聞いてみた

蓄熱式の湯たんぽ

冷え性の方は寝る時にも寒さ対策は欠かせませんよね。とは言え、様々なグッズがあり、結局どれがいいのか悩んでいませんか?今回は北海道にお住まいの冷え性体質である「萩のみどり」さんに、地元の農業の先輩から直々に教わった睡眠時の「あったかアイデア」について聞いてみました。あなたにも合うものが見つかるかもしれませんので、是非最後まで読んでみてくださいね。

イラスト:あきちゃん
あきちゃん

真冬で夜に寝る時、冷え性なのもあって寒くてなかなか眠れないんです・・・

イラスト:しろくま博士
しろくま博士

それは辛いですね。今回は北海道にお住まいで冷え性体質の「萩のみどり」さんに寝る時の寒さ対策のヒントをもらいましょう。

#01 冷え性×寝る時の寒さ対策は?

[執筆者情報]

萩のみどりさん

萩のみどりさん

1988年生まれ。
倉本聰が開設した俳優とシナリオライターの養成所「富良野塾」出身。
塾時代に経験した農業が忘れられず、約10年続けた美容の仕事を辞め、北海道に移住。
現在はライターをしながら、果物農家さんのお手伝いをしている。

農業を仕事にするため、北海道に移住して1年目。
マイナス10度を下回る夜もあり、もこもこのパジャマに靴下とタイツ、肌着の2枚重ねは当たり前。
冷え性のわたしはこれでもかと厚着をして万全のはずなのに、いざ布団に入ると
「寒くてなかなか寝付けない……。」
農業は生き物が相手の仕事なので、どんなに気温が下がった日でも外での作業は避けられません。
そんななか、長年この極寒の地で暮らす農業の先輩たちは、寒さに堪える様子もなく、いつも元気。
「先輩……!助けてください……!」
厳しい寒さを何度も乗り越えてきたであろう農業の、いや寒さ対策の大先輩たちに、睡眠時の悩みを相談してみました。その中で本当に良かった寝る時の寒さ対策を3つご紹介します。

寝ても覚めても「腹巻」で、効率的に身体をあたためる

腹巻
腹巻

農業女子のEさんは、いつでもおしゃれに作業着を着こなし、真冬でも着込んでいないみたいにいつも軽やか。
わたしは気温が1度下がるたびに1枚着込むので、着膨れしてまるで雪だるまのよう……!
腹巻を愛用している!という声はほかにもとても多く、寒さ対策アイテムのなかでも特に人気のアイテムでした。
どんな腹巻を使っているのか見せてもらったら、アウトドア用品ブランドのもので、ストレッチ性があり、胸下から腰上まで広い範囲をカバーしてくれている。
保温性だけではなく、速乾性にも優れていて、なんとオールシーズン着用が可能だそうです。
ブランドのロゴが入っていてなんだかおしゃれ……!
そして何より薄い……!
腹巻といえば、分厚くて暑苦しいイメージしかなかったので、薄くて上着に響かないのは嬉しい!
やみくもに厚着するのではなくて、温める場所が大事だよ」
わたしは身体の中心をしっかり温めることで、手足が冷えにくくなったので、睡眠時も全体的に厚着をする必要がなくなりました
重ね着の締め付け感からも解放されて、リラックスして眠ることができています。
生地は、薄手のものから厚手のもの、吸湿性が高く蒸れにくいもの、フィット感が強めで動いてもずれにくいものなどいろいろあるので、ぜひお気に入りを見つけてみてほしいです。

寝る前まで足を冷やさない靴下カバーが最強

靴下カバー
靴下カバー

お風呂から上がってスマホを触りながらゴロゴロ……気づくと足が冷えている!
冷えるときはいつも下半身からで、しかも一度冷やすとまた温まるまで時間がかかる。
農作業用品のお店を隅から隅まで物色するのが大好きなB先輩がおすすめしてくれたのは、雪のなかでの作業時に欠かせない靴下カバーでした。
雪上での作業は、地面から伝わる冷たさで、足がキンキンに冷えて痛くなるほど。
冬用の長靴にもこもこの靴下、保温性のある靴底、それでも寒い……!
靴用の使い捨てカイロは暖かいけれど、毎日使うのには少しお値段が高め。
そんなときの救世主が靴下カバーでした!
いろいろな生地のものがあるのですが、ウェットスーツのような合成ゴムで作られたカバーが、保温性が高くお気に入りです。
通気性を良くする構造になっており、蒸れや臭いも全く気になりません。
冷え性の方は、丈の長さが足首まであるものがおすすめです。
B先輩はそれを家用にも購入し、お風呂上りやリラックス時に履くことで、常に足を冷やさないようにしているそう。
どんな分厚い靴下の上からも気軽に履けて、靴下を二重に履くような締め付け感もありません。
スリッパだと脱ぎ履きする手間がありますが、これは靴下みたいにずっと履いていられるので楽ちん。
わたしも早速、お風呂上りに履いてみましたが、温まった足を睡眠前までしっかりと保温してくれて、今では欠かせないアイテムのひとつです。

蓄熱式の湯たんぽでかんたん、ぽかぽかお布団

蓄熱式の湯たんぽ
蓄熱式の湯たんぽ

寝室ってなんであんなに寒いのでしょう……
布団を開けるとまるで冷蔵庫。今日もキンキンに仕上がっている。
これではせっかくあたたまった身体も冷えてしまう。
「買って良かったアイテムナンバーワン!」
先輩たちの声を聞いて、わたしもすぐにホームセンターに走った。
サイズ、蓄電時間、コンセントタイプのものや、USBタイプなど様々な種類がありましたが、わたしは、充電が早くできるタイプのものを選びました。
15分ほどで蓄熱が完了するので、寝るタイミングに合わせて気軽に使えます。
睡眠前にあらかじめ布団に仕込んでおくと、ほかほかで幸せ。
8時間ほど熱が持続するので、朝までほのかにあたたかさが残っていました。
充電したまま忘れてしまったときに、自動的に充電を終了してくれる過充電防止機能や、温度調節ができる機能が備わっているものが安心です。
本体はぷにぷにと柔らかく、自然と身体にフィットしてくれるのが嬉しいです。
重量もそこまでないので、テレビを見たり、仕事をしたりするときにも、お腹の上に乗せて使っています。
蓄熱式の湯たんぽを取り入れてからは、ちょっとした寒さでもすぐに暖房をつけることがなくなり、部屋の乾燥対策にも一役買ってくれました
キャンプなど、アウトドアでの寒さ対策にも使えそうですね!

●寒さ対策の番外編

しょうが湯

さて、ここまではわたしが先輩たちから教えてもらい、本当に良かった寒さ対策をご紹介してきました。
ここからは、良かったけれど続かなかった、わたしには合わなかった寒さ対策を一挙ご紹介します。

シャワーではなく湯船に入る

これは本当にその通り。
湯船に浸かった日の方が断然、身体は冷めにくいことを実感しています。
ですが、どうしてもお風呂を洗ってお湯をためて、が面倒でたまにさぼってしまいます……。
お気に入りの入浴剤を用意して、入浴を楽しみに変えようと頑張っています!

② しょうが湯

沸騰したお湯を飲みやすい温度まで冷まして、生姜のチューブを少し。
味が少し苦手だったので、今度は白湯にチャレンジしています!
ゆっくり時間をかけて飲むので、内臓からしっかり温まっておすすめです。
ただ、睡眠直前に飲むとトイレが近くなるので注意です。

③ 手編みの毛糸の靴下

70年以上農家を続けている方から教えてもらいました。
楽しみに編み始めましたが、完成せずに寒い時期が終わってしまいました……。

④ 頭まで布団をかぶる

これは寒い地方あるあるなのですが、布団から顔が出ていると耳や頬が驚くほど冷たくなっていることが。
布団を顔までかぶるのは息苦しくてできませんでしたが、パーカーの帽子をかぶるなど、顔周りを守るだけでも十分温かく眠ることができました。

いかがでしたか?
みなさんも自分に合う寒さ対策で、気持ちの良い睡眠を!

イラスト:あきちゃん
あきちゃん

特におすすめの腹巻や靴下カバーは、保温性が高く使い勝手も良さそうなので試してみたくなりました。

イラスト:しろくま博士
しろくま博士

そうですね。色んな寒さ対策があるけれど、自分に合うものを見つけられると良いですね。萩のみどりさん、どうもありがとうございました。

#冷え性

#寝る時

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